平均回帰性

平均回帰性とは

   平均回帰性はミーン・リバージョン(Mean Reversion)の訳語で、いったんは大きく振れた為替相場が平均値へ戻ろうとする性質をさします。平均値は移動平均をイメージすると分かりやすいと思いますが、購買力平価(参考記事:購買力平価説)のような理論価格を想定する場合もあります。

平均回帰性を利用したテクニカル分析

   平均回帰性を利用したテクニカル分析エンベロープがあります。下図のように、移動平均から上下に一定範囲乖離したエリアを視覚的に捉えやすくしたものです。

エンベロープ

   基本的には乖離率が大きくなったときが逆張りのチャンスと判断します。移動平均に向かって回帰するだろうと考えるわけです。ただし、乖離率に絶対的な上限(下限)はありません。あくまで過去との比較ですから、過去に例がないほど乖離することも起こりえます。一方、移動平均まで回帰した時点で順張りを行うという選択もあります。この図では乖離率を比較的小さく設定していることもあり、順張りのほうが有効に働いています。

   また、ボリンジャーバンドも平均回帰性を利用したテクニカル分析です。エンベロープにボラティリティーと標準偏差の考え方を導入し、さらに発展させてものです。

ボリンジャーバンド

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