対数チャート

    為替相場の長期チャートでは、その間の高値と安値の水準に大きな開きのある場合があります。例えば、米ドル/円の戦後から現在までの月足では、360円から80円水準までをカバーすることになります。通常のチャートでは、相場が300円から10円の円高になった場合も、100円から10円の円高になった場合も、同じ値幅の動きになります。しかし、300円に対する10円は約3.3%の動きに過ぎませんが、100円に対する10円は10%の値動きに相当します。見た目は同じでも、実際の動きのインパクトという点ではかなり異なります。そこで、絶対的な値幅ではなく、比率が同じならチャート上で動く幅も同じにしたものが、対数チャート(または対数化チャート)です。対数チャート、ロガリズム(logarithm)チャート、ログチャートという場合もあります。

    対数チャートでは、300円のときの10円は、100円のときの10円の3分の1の値幅になり、300円のときの30円が100円のときの10円と同じ幅で表現されます。超長期のチャートでトレンドラインを引く場合などに威力を発揮します。

    下のサムネイルは上段がドル/円月足の普通のチャート、下段が対数チャートです。画像が不鮮明で申し訳ありませんが、クリックすると鮮明なチャートがご覧いただけます。

ドル/円の月足チャート

ドル/円の月足(対数)チャート