ECB(欧州中央銀行)

ECB ECB(European Central Bank)は欧州中央銀行のことで、日本の日銀や米国のFRBに相当し、欧州連合(EU)の統一通貨であるユーロを発行しています。1998年 6月1日に設立され、本部はドイツのフランクフルトにあります。ECBが決定するユーロ圏の金利はユーロ相場に大きな影響を与えますので、最高意思決定機関である理事会の結果と、その後の総裁記者会見は要注意です。現在の総裁は2代目のジャン=クロード・トリシェ総裁で、2003年10月に就任。ECB総裁の任期は原則8年となっています。

ECBの政策スタンス

    ECBはドイツ連邦銀行(ドイツ中銀)の流れを汲んでおり、そのためインフレに対する警戒感(嫌悪感?)はFRBや日銀よりも強い傾向があります。FRBが雇用と物価の両にらみで金融政策を決めるの対し、ECBは物価の安定により重点を置いていると市場関係者は見ています。また、ECBはユーロ圏の政策金利を決めることはできても、財政に関する権限は持ちません。財政政策については、あくまで参加各国の当局が決定します。リーマン・ショックに対して米国は政府、財務省、FRBが一体となって対応したのに比べ、ECBは参加各国の財政状況や政府の考え方も一様ではないため、その対応には限界がありました。