N計算値・V計算値・E計算値

   N計算値、V計算値、E計算値とは、チャート上で上値・下値の目途となる目標値のことです。テクニカル分析の一種である波動分析をベースにしています。相場は大勢的に上昇トレンドにあるときでも、その中には上昇局面と調整局面が含まれます。この分析手法では、それらの値幅をもとにして、次の山や谷の目途をつけるのです。各数値は次のようしてに求めます。

  • N計算値…調整局面の底値に、前回の上昇局面で上昇した幅を加えて求めます。
  • X計算値…前回の上昇局面の高値に、調整局面で下落した幅を加えて求めます。
  • E計算値…前回の上昇局面のピークに、その時の上昇幅を加えて求めます。

N計算値・V計算値・E計算値

   これらの目標値は、上昇トレンドの場合だけでなく、下降トレンドにおける下値目標値の計算でも応用することができます。また、基本は同等値だけでなく2倍、3倍の計算値を使う場合もあります。N計算値・V計算値・E計算値は必ずしも正確に目標値を予想できるわけではありませんが、一つの目処として利用されています。

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