スポット取引

   為替相場が形成されるインターバンク市場では、いろいろな種類の取引が行われています。その中でも各種取引の基準となり、最も取引量が多いのがスポット取引です。直物(じきもの)取引とも言います。この取引では、取引が成立した日の2営業日後(ドル/カナダドルなど一部を除く)に、実際に通貨を交換します。

   例えば、A銀行とB銀行の間でドル/円の取引が成立した場合、A銀行は翌々営業日までにB銀行口座に円を振り込み、B銀行は同じくドルをA銀行の口座に振り込みます。翌営業日ではなく2営業日となっているのは、事務手続きに要する時間などを考慮しているためです。

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