カナダドルの特徴
カナダドル(Canadian Dollar)はその名のとおりカナダの通貨で、ルーニー(Loonie)の愛称があります。日本ではキャンドルとも呼ばれます。通貨コードはCAD。カナダは広大な国土をもち、エネルギー資源などが豊富な国です。そのため、カナダドルは金属資源の豊富な豪ドル(AUD)や、北海油田を持つノルウェー・クローネ(NOK)などと並んで、代表的な資源国通貨の一つとみなされています。
米国と密接な関係
カナダは米国の隣国であり、経済的にも密接に関係しています。2006年は輸出の82%、輸入の55%、対加直接投資の61%を米国が占めます。このため、カナダの景気は米国の影響を強く受け、金利政策も同調する傾向が見られます。GDPの約40%は輸出で、貿易に強く依存した経済が特徴です。
資源国通貨
カナダは世界で2番目に大きな国土をもち、それゆえに豊かな資源を有しています。天然ガス、石炭、原油といったエネルギー資源のほか、多様な鉱物資源を産出し、林産品や農産物も豊富です。中でも天然ガスの価格動向は、カナダドル相場にしばしば影響を及ぼします。また、資源関係の会社などは買収の標的になることがあり、これをはやしてカナダドルが買われることがあります。
安定した経済
カナダはかつて経常収支と財政収支の双方で赤字となる、双子の赤字に苦しんでいました。しかし政府の努力などで、財政収支は1997年に均衡まで戻し、経常収支も1999年に黒字化。その後はどちらも黒字基調を続けています。これはG7国の中でカナダだけです。
金融政策
カナダの政策金利は日本と同様の翌日物金利で、その誘導目標((target for the overnight rate)は、年8回開かれるカナダ中央銀行(BOC)の金融政策委員会で決定されます。
カナダは、2005年9月から2006年にかけて7回、誘導目標の引き上げを行いました。これは国内経済が好調で、フル生産に近い状態であったため、景気の過熱とインフレの抑制を狙ったものでした。その後は、1年以上にわたって現状維持が続きましたが、2007年7月には再び金利を引き上げ、4.50%としました。インフレ指標の上昇やカナダドル高が理由です。しかし、物価上昇が落ち着いてきたことや、サブプライムローン問題による米国経済の失速を踏まえ、2007年12月に2年半ぶりに利下げを行い、4.25%としました。
参考データ
参考サイト
その他の通貨
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