先週は世界的に株式が急落しましたね。ダウ平均の下落率は週後半の3日間で5.2%と、昨年10月以来の調整場面となっています。一番大きな要因は、米政府が銀行行政に新たな規制を導入すると発表したこと。経済インフラの面では良いことのように思いますが、銀行の収益にとってはマイナスです。法案成立はまだ先ですが、銀行株が売られ、市場全体の心理を冷やしました。一方、アジアではむしろ資源株の下げが目立ちました。中国政府が銀行に融資抑制を指示したとの報道が効いたわけですが、景気回復に対する懸念が強まっていることの証左です。為替市場にとってはこちらのほうが注意すべきかもしれません。
さて、その為替市場では円とドルが買われ、その他の通貨が売られる展開となりました。リスク回避志向が強まったときのいつものパターンです。一番強かったのは円だったので、クロス/円が大きく下げましたね。先週推奨したストラテジーがうまくはまったわけです。でも具体的に提案したユーロ/円売りは、指値の131円に皮一枚で届かなかったのではないかと思います。業者によっては付けた可能性もありますが、当ブログでは残念ながらヒットしなかったことにしておきます。その後、126円台まで下げたので、惜しいことをしました。
この状況は当面続くのか、それとも短期的な調整局面なのか。難しいところですが、当社では2月から3月にかけてこの傾向が続くと見ています。景気回復に対する期待感がいったん逆回転すると思うからです。中国が引き締め傾向の金融政策を取っていること、主要国の景気対策が息切れしてくることなどが背景。まぁ、この辺はエコノミストの受け売りですが、その他では以下の点に注目しています。
1.ドルインデックスが反発基調にある
2.VIX指数がサブプライム問題表面化後の最低水準まで下がった後急反発
こうしたことから、当面はクロス/円の戻り売りが有効なストラテジーではないかと思います。ギリシャ問題のあるユーロはすでにかなり売り込まれましたが、ここからは資源国通貨へターゲットが移る可能性も多分にあるのではないでしょうか。
さて、今週の記事はここまでなんですが、実は当ブログを事情によりいったん休刊にさせていただこうと思います。また再開できればよいのですが、今はまだ未定です。でも、ホームページのほうは少しずつ改良していこうと思っていて、特にテクニカル分析とかデータを充実させていくつもりです。たまにチェックしていただければ幸いです。今まで読んでいただいていた方、本当にありがとうございました。ではまたいつの日か。
