2010年1月アーカイブ

先週は世界的に株式が急落しましたね。ダウ平均の下落率は週後半の3日間で5.2%と、昨年10月以来の調整場面となっています。一番大きな要因は、米政府が銀行行政に新たな規制を導入すると発表したこと。経済インフラの面では良いことのように思いますが、銀行の収益にとってはマイナスです。法案成立はまだ先ですが、銀行株が売られ、市場全体の心理を冷やしました。一方、アジアではむしろ資源株の下げが目立ちました。中国政府が銀行に融資抑制を指示したとの報道が効いたわけですが、景気回復に対する懸念が強まっていることの証左です。為替市場にとってはこちらのほうが注意すべきかもしれません。

さて、その為替市場では円とドルが買われ、その他の通貨が売られる展開となりました。リスク回避志向が強まったときのいつものパターンです。一番強かったのは円だったので、クロス/円が大きく下げましたね。先週推奨したストラテジーがうまくはまったわけです。でも具体的に提案したユーロ/円売りは、指値の131円に皮一枚で届かなかったのではないかと思います。業者によっては付けた可能性もありますが、当ブログでは残念ながらヒットしなかったことにしておきます。その後、126円台まで下げたので、惜しいことをしました。

この状況は当面続くのか、それとも短期的な調整局面なのか。難しいところですが、当社では2月から3月にかけてこの傾向が続くと見ています。景気回復に対する期待感がいったん逆回転すると思うからです。中国が引き締め傾向の金融政策を取っていること、主要国の景気対策が息切れしてくることなどが背景。まぁ、この辺はエコノミストの受け売りですが、その他では以下の点に注目しています。

1.ドルインデックスが反発基調にある

VIX指数

2.VIX指数サブプライム問題表面化後の最低水準まで下がった後急反発

VIX指数

こうしたことから、当面はクロス/円の戻り売りが有効なストラテジーではないかと思います。ギリシャ問題のあるユーロはすでにかなり売り込まれましたが、ここからは資源国通貨へターゲットが移る可能性も多分にあるのではないでしょうか。

さて、今週の記事はここまでなんですが、実は当ブログを事情によりいったん休刊にさせていただこうと思います。また再開できればよいのですが、今はまだ未定です。でも、ホームページのほうは少しずつ改良していこうと思っていて、特にテクニカル分析とかデータを充実させていくつもりです。たまにチェックしていただければ幸いです。今まで読んでいただいていた方、本当にありがとうございました。ではまたいつの日か。

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先週は目立った動きが二つありました。一つは中国が預金準備率を引き上げると発表し、資源国通貨が売られたこと。預金準備率は市中銀行が中央銀行に預けなければならない預金の比率で、これを引き上げると銀行の貸出を抑制する効果があります。狙いは主に不動産価格の高騰を冷ますことと見られ、市場でもある程度は予想されていました。しかし思いのほか早かったのでサプライズとなり、景気抑制→資源需要の後退という連想から、資源国通貨が売られたわけです。ただ、景気拡大の持続には必要な政策という見方で、一日限りの反応でしたが。

もう一つ目立った動きは、週末にリスク資産が総崩れになったことです。米国株や金が1%前後下げ、原油はさらに大きな下落に見舞われました。一方で、安全資産である米国債が買われ、金利は低下(下図)。何か大きな材料が出たわけではなく、複合的な要因でしたが、一番効いたのは、注目されたインテルの四半期決算が期待通りの良い内容だったにも関わらず、株価が下げたこと。これで材料出尽くし感が強まりました。また、銀行の四半期決算で消費者信用に対する不安感が台頭したことや、ミシガン大消費者信頼感指数が予想を下回ったことも市場心理を冷やしました。

VIX指数

そんな中で為替市場では円やドルを買う動きが強まりました。市場がリスク回避志向に傾いたときのお決まりのパターンですね。今週も米金融機関の四半期決算が発表されますが、弱材料に反応しやすい地合いかなと。となるとダウ平均は頭の重い展開となり、資源国通貨やユーロが軟調となる可能性が高いように思います。短期的にはドルか円を買ってこれらの通貨を売る方針が有効でしょう。

ではドル/円はどうか。やはり見立て通りに反落して100日移動平均線付近まで下がってきました。ただ先週号では「その場合は押し目買いの好機」とも書きましたが、米金利が低下傾向を続けているので、もう少し様子を見たほうが良さそうですね。

さて、今週の方針です。クロス/円の売りがお勧め。中国が預金準備率を引き上げたことへの反応はごく短期で終わりましたが、ジャブのように効いてくるかもしれません。参考までにVIX指数(下図)を見ると、サブプライム問題以降の下限水準まで下げてきています。市場が楽観的になりすぎた反動が来るようにも思えます。まぁ、大した根拠はありませんが。不安心理が浮上すればクロス/円の売りが定番。特にギリシャ問題がくすぶるユーロ売りが良さそうです。131円をターゲットにします。

あと、1.553に指値を置いていたユーロ/豪ドル売りはめでたく約定しましたね。建値が1.60095でしたから、率にして3.0%、レバレッジ3倍で9.0%、5倍で15.0%でした。それほど大きな値幅ではありませんでしたが、ひとまず1勝です。

VIX指数

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明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。さて、年末年始の間で目立った動きというと、まず資源国通貨が買われたことでしょうか。豪ドルノルウェークローネが主要通貨に対して値を上げました。これは、海外のファンド筋が新年度のスタートにあたって玉を仕込んできたというのが大きいと思います。大きな流れとしては、今年も資源国や新興国の通貨がアウトパフォームするだろうというのは、マーケットの底流にありますから。

そんな中で、昨年から1.60095で売り持ちしていたユーロ/豪ドルが1.55775と、利食いのターゲット圏まで下げてきましたね。ここは深追いをしないで、決済指値を1.553に置くことにしましょう。一方、他の資源国通貨がらみでは、ノルウェークローネ/ドルにはまだ少し上値余地があるように思います。昨年の高値を一気に超えていくのは難しいとは思うのですが、0.18までは行くかなと。ただ、今年はもうちょっと大きな波動を狙っていきたいので、推奨は見送ります。もし取りに行く場合は、高値圏にあるWTIの動きには注意してください。

ドル/円月足

ドル/円についてですが、先週は一時93円台後半まで上昇しました。しかし、200日移動平均線がらみまで戻したことや、米長期金利の上昇が頭打ちとなったことで(ご参考:YAHOO!チャート)、目先は一服と思います。揉みあいからいずれ100日移動平均線付近まで調整するかなというイメージです。もしそんな展開になったら、そこは買い場になるんじゃないでしょうか。前回記事で指摘したように、ドルインデックスの長期的な下降波動も、足元では調整局面に入っていると考えているからです。

下図はその月足(対数チャート)と24カ月RSIです。この中では7回のトレンドが発生していますが、注目したいのは下段のRSIの部分。ダイバージェンスが起こった後でトレンドラインをブレークすると、結果としてトレンド転換のサインとなっているんです。現在は微妙ですが一応その状況にあります。ということは、ドル/円はすでに大底を打ち、上昇局面に入っているということになります。もちろんWボトムというパターン(参考:天井圏と底値圏の形)も考えられますし、このまま上昇するという意味ではありませんが。またサンプル数が少ないので信頼性も高いとは言えません。でも、クリック365(←左バーにある為替売買動向で残玉状況が見られます)が示すように世間ではドル安予想が多い中で、頭の片隅に入れておきたい現象です。

ドル/円月足

新規の推奨ストラテジーは次回以降の記事でご提案します。では今回はこのくらいで

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