2週間ぶりの投稿になりますが、その間にドルがずいぶんと戻しましたね。下図はドルインデックスの日足と一目均衡表です。およそ9カ月ぶりに雲を上抜けてきており、短期的には押し目買い基調に転換したことを示唆しています。
では長期的に見るとどうでしょうか。下図はドルインデックスの月足にトレンドラインを引いたものですが、大局的には下降基調から抜け出たわけではありません。しかし過去のパターンから、あと2~3カ月は戻りを試す流れになった可能性が高いように見受けられます。
要因として挙げられるのは、まず米長期金利の上昇があります。下図(出所:YAHOO!)はT-ボンド(10年もの米国債)金利の日足ですが、ドルの戻りと歩調をあわせて上昇している様子が分かります。FOMCの声明や経済指標を受けて、市場が量的緩和の終わりを織り込み始めているんですね。足元では4カ月半ぶりの水準にありますが、4%をトライする可能性も十分考えられるんじゃないでしょうか。
一方で、円やユーロに弱材料があることもドルを支援しています。日銀は遠からず追加の金融緩和策を実施すると見られており、日米の金利差(あくまで表面金利ですが)は拡大基調と考えられます。また、フィッチに続いてムーディーズがギリシャ国債の格付けを引き下げたことも、ユーロ圏の信用不安を意識させる材料です。あと、年末事情で買い戻しが優勢だったという内部要因もあるかと思います。
今後の見通しですが、一番上の図にあるRSIからも分かるように、短期的にはドル買いにやや過熱感が出ているので、目先は調整場面を迎えるのが自然でしょう。ただ、そこは押し目買いの好機になるかと思います。
下図のように、ユーロは今年の春先から50日移動平均線を下値支持線として上昇基調を続けてきました。それがここにきて一気に100日線を割り込み、200日線でようやく支えられたかたちになっています。目先はしばらく調整局面となり、反発してもRSIの50%付近で頭打ちになると予想します。
最後に、当社推奨のストラテジーをレビューしておきます。まず87.30円で売りポジションをとったドル/円ですが、あえなく90.80円でロスカットとなりました。今回のマイナスはやや大きかったですね。レバレッジ3倍で▲4.01%、5倍で▲12.03%でした。これで通算成績は6勝5敗2引分け。大勝ちしたノルウェー・クローネ/円の取引(+45.7%)を除くと約+3%と、ほとんどチャラに戻ってしまいました。ここまで13回の取引を行ってきましたが、一番難しさを感じるのはタイミングですね。1週間に1回の投稿だと、見通しはOKでもタイミングがずれて結局ロスカットになったりするパターンがあります。基本的に指値中心になってしまう点も辛いところです。その辺りのことを考えると、もう少し大きな波動をとりに行くべきかもと感じています。
それから、ユーロ/豪ドルの売りが1.60095豪ドルで成立しています。足元では少し戻っていますが、1.55豪ドル周辺をめどにして引き続き保有でよいでしょう。
次回は新年1月10日を予定しています。今年は思ったような成果を残すことができませんでしたが、来年はさらに進化した姿をお見せしたいと思います。当ブログをお読みいただきありがとうございました。それでは良いお年をお迎えください。
