FX推奨銘柄:読みづらい局面

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先々週末はリスク回避指向が一機に強まりましたが、意外に続きませんでしたね。為替市場でも、今週初めのオセアニア市場でこそ円が買われましたが、アジア市場に入ると反落。生保などの機関投資家が売り向かったようです。その後も週を通してダウ平均が堅調だったため、円とドルが主要通貨に対して軟調でした。4日に発表されたFOMCの声明では、予想されていた修正が行われず、金融緩和が長引くとの見方が優勢になったことも、ドル売りを誘いました。週末の米雇用統計ではNFP、失業率ともに市場予想よりやや悪い内容となりましたが、反応は限定的。結局、先々週に跳ね上がったVIX指数も下図のようにダウンしています。

VIX指数日足

ただ、今後は欧米のクリスマス商戦に市場の関心が向かっていくなか、株式市場では慎重なムードが強まるのではないかと見ています。先々週発表された消費者信頼感指数が悪化しているからです。為替市場でも、豪ドルノルウェー・クローネ(下図)などの資源国通貨買いはオーバーボート(買われ過ぎ)が懸念される状態ですし。これらの通貨は大きく下落する懸念は少ないかもしれませんが、上値も重く、当面は高値揉みあいという感じでしょうか。

USDNOK週足

そんな中で、ドル/円は再び90円を割れて引けています。今週は下値を試す動きがありそうですが、生保などの機関投資家が再び買ってくるかもしれません。もしドルの90円割れは固いという印象が強まると、反発に向かう可能性が高くなりますので、ここは様子見が賢明でしょう。その意味から、先週、指値がヒットしたニュージーランドドル/円の売りも深追いしないほうが無難かもしれません。コミットメンツ・オブ・トレーダーズなどからは調整が予想されるものの、円安の芽が少し出てきたので、安全を期して建値で決済しておきたいと思います。

それ以外の当社推奨ストラテジーですが、ドル/円は建値での決済となりました。これで通算成績は6勝2敗1引分ということになります。一時はそこそこの含み益を持っていたので、ちょっと惜しいことをしました。 次に、ユーロポンドですが、週前半は反発したものの、結局は先々週末と同じ水準で引けています。イングランド銀行は政策金利を据え置くと同時に、わずかながら量的緩和を拡大しました。ファンダメンタルズ的にポンドは良くないですし、テクニカル分析的にも13週移動平均線に支えられた現水準は底固さを感じさせます。なので、引き続き0.89ポンドにストップロスを置いてホールドする方針を維持したいと思います。ユーロ/スイスフランですが、こちらも方針を維持します。

なお、このところ主要国全般で長期金利が上昇しています。過剰な財政出動で国債市場が悲鳴を上げはじめているということです。その結果、イールドカーブスティープ化が進んでいます。このことが為替市場に与える影響は不透明ですが、長期的には経常収支の赤字国(米国、ニュージーランド、南アなど)には悪影響が出る可能性はあります。すぐに為替市場のテーマになるということはないでしょうが、頭の片隅に入れておくとよいでしょう。

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