先週もドルが主要通貨に対して売られました。ドルインデックスは2週連続の陰線で年初来の安値を更新。一方で資源国通貨は相変わらずの強基調を維持し、豪ドル/ドルは0.92ドルに達しました。そんな中で、ちょっと目を引いたのがポンドの動き。このところドルよりも弱い最弱通貨の座にあったポンドですが、先週は買い戻しが入って反発しました。小売売上高や住宅価格指数が好調だったこともありますが、イングランド銀行(英中銀)の金融政策委員会メンバーであるポール・フィッシャー氏のコメントが効きました。フィナンシャル・タイムズに掲載されたものですが、量的緩和策を休止する可能性を示唆する内容だったんですね。これを受けて英国債が売られ(金利は上昇)、投機筋がポンド売りのポジションを縮小したというわけです。
ポンドは対ユーロでも上昇しましたので、当社が推奨していたユーロ/ポンドの押し目買いが、ターゲットの21日移動平均線をヒットしました。建値は0.9176ポンドとします。利食いのターゲットは今のところ1.95ポンドを想定しています。今回のポンド買い戻しは長続きしないと考えているからです。まず、最近のユーロ/ポンドの上昇ピッチが早かったので、1~2週間の調整が入るのは自然なことです。それと、オーストラリアが利上げしたのをきっかけに(参考:主要国の政策金利)、中央銀行の姿勢変化に市場が敏感になっていることもあります(ノルウェーあたりにも利上げ期待が高まっていますね)。そんな中で、先週はポンドに有利な材料が出ましたが、大もとのファンダメンタルズが転換したわけではないので、再度、高値を試す動きが出てくると予想します。ただ、当局者の発言等には注意を払っておく必要はあると思いますが。
ポンドのほかに、ドル/円の動きも目を引きました。結局、88円の攻防は防戦側が勝利し、しばらくは戻りを試す流れが固まったようです。今後、93円~94円くらいまでは反発する可能性が高いと思います。そこから続伸するか再び下値を狙うかまでは分かりませんが、短期的には押し目狙いの状況になったと見てよいでしょう。そこで、90.10円に買い指値を置くストラテジーを推奨します。
次に、既存ポジションをレビューしていきましょう。まず、1.4687ドルで買い持ちしていたユーロ/ドルですが、利食いターゲットの1.49ドルをヒットしました。予想通り、好調な企業決算を好感してダウ平均が上昇し、これがユーロを支援してくれました。利益幅は1.45%、レバレッジ3倍で4.35%、5倍で7.25%と今まででは一番小さかったですが、ドル反転のリスクをはらんでいるので、深追いは禁物です。通算成績は6勝2敗となり、率で言うとレバ3倍が71.08%、5倍が118.47%です(前にも書きましたが、その中ではノルウェークローネ/円の当たりが大きな比重を占めているのですが)。
あと、1.5161フランで買い持ちしているユーロ/スイスフランは1.5172フランで引けています。なかなかトレンドが出ませんが、週足ベースのADXが陰の極にきているので、ここはトレンドの発生を辛抱強く待つことにしましょう。
