FX推奨銘柄:ユーロ/スイスフランは維持、ポンド、ドルでユーロ買い方針

| | トラックバック(0)

先週はレーバーデーが明けた火曜日以降、ドルが全面安となりました。対円では一時90.20円まで下げ、その他の主要通貨に対しても軒並み年初来の安値を更新。新興国通貨に対しても下落し、まさにドルの一人負け状態でした。先週号ではドル安も一服と書きましたが、加速という結果になってしまいましたm(_ _)m。それにしてもなぜこんなことになったんでしょうか。それには次の理由が考えられます。

A.ドル余り。これが一番根本的な理由
B.米金融緩和の長期化見通し
C.世界的な景気回復に対する安心感

ドル余りは、リーマン・ショック(15日で1年になりますね)を契機に、米欧日で緊急かつ大量のドルが供給された結果です。実際、ドルの流通量はリーマン・ショック以前の1.6倍以上になっているようです(出所:日経新聞)。信用収縮対策として供給されたドルが、それが解消された今も回収されないまま、市場に溢れかえっているわけです。
※先週末のTEDスプレッドは0.164%と一段と低下しています。

しかしドル余り自体は最近始まったことではありません。ドル売りが加速した要因の一つは、先々週発表された米雇用統計で失業率が9.7%に跳ね上がったことが一因ではないでしょうか。NFPも予想よりも減少数が少なかったとは言え、いまだに21万人規模で職が失われていることは事実。FRBの最優先課題は雇用の確保ですから(このへんが物価安定を最優先とするECBと違うところ)、利上げなんてもってのほか。そのため、米国の金融緩和は長期化し、ドル余り状態も続きそうな按配なのです。これが投機筋を勢いづかせているように思います。

また、世界的な景気回復期待が、ドルからリスク資産へというマネーの流れを後押ししています。中国はバブルと言ってよい状態ですし、その他の新興国全体に回復基調です。商品相場も上昇基調を強めています(参考:CRB指数)。ドルで持っているよりも、ドルでお金を借りて世界に投資するほうが儲かるという環境。かつて円で起こったキャリートレードがドルで起こり、それが衰える気配がないのです。

そうした状況に乗って投機筋が仕掛けている、というのが先週の動きだったのではないでしょうか。雇用統計の2日後だったかに、中国が『FRBがドル紙幣を印刷し続けていることは問題だ』と発言したことも、投機筋に格好の材料を与えたように思います。伝統的にアンチドルの代表である金がついに1000ドルを超えたことは、その象徴でしょう。

ただまぁ、ここまでは後講釈です。問題は『ではどうするか』ですよね。この流れに素直に乗るべきかどうか。下図はドルインデックスの先週末までの月足チャート+24ヶ月移動平均線です。6月には24ヶ月線に支えられて下げ止まったかに見えましたが、7月に割り込み、24ヶ月線も再び下げ基調になっています。こうなると、一段安の可能性が高いと考えるのが自然でしょう。

ドルインデックス月足

また、下図はユーロ/ドルの週足および一目均衡表の雲と基準線です。雲のすぐ上で少し揉んだあとに長めの陽線が出ており、強気相場を暗示しています。

ユーロドル週足

そんな感じでチャート的にもドル安継続の可能性が高いと判断されます(目先は少し戻るかもしれませんが)。そこで、ユーロ/ドルの買いを追加で推奨します。いつものように押し目買い狙いで。ターゲットは日足ベースの基準線。先週末で1.434ドルです。ただ、すでにユーロ/スイスフランを買い持ちしていますし、ユーロ/ポンドの買いも推奨しています。ポンドもイングランド銀行による国債買取など、売り材料的にはドルと似ているので、ドルとポンドのうちどちらかが約定したら、一方は破棄することにします。

にほんブログ村 為替ブログ 為替投資情報へ

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: FX推奨銘柄:ユーロ/スイスフランは維持、ポンド、ドルでユーロ買い方針

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://www.fx-soken.co.jp/mt/mt-tb.cgi/64

主要市場の現在時刻

LONDON

NEW YORK

Sponsored Link


Sponsored Link

メルマガ

このブログの記事をメールマガジンで購読できます。


読者登録規約

FX総研について

このブログは今なん位?

リアルタイムレート


Powered by Movable Type 4.1
Copyright(c) 2008-2010 FX Reseach Institue, LLC. All Rights Reserved.