FX推奨銘柄:ドル/円(短期)No.3、ユーロ/スイスフラン(中長期)No.2

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相場とは関係のない話しですが、FX取引の市場規模を調査している矢野経済研究所が最近2009年3月末の調査結果を発表しました。それによると、証拠金ベースでは前年度比14%減の5951億円となり、2002年の調査開始以来初めて減少に転じたそうです。リーマン・ショック以後の急激な円高で、多くの投資家が痛んだせいでしょう。一方で、年間の取引高は169%増とジャンプアップ。この中にはかなりのロスカットが含まれていそうですね。ただ、年度末の口座数は55%増の192万件で、重複口座もかなりあると思われるものの、FXを始める人は確実に増えているようです。

さて本題ですが、先週のマーケットは週初めと後半では逆の展開になりました。当初は中国株の下落や米経済指標の悪化を反映してリスク資産全般に軟調でしたが、その後は大きく反発。中国株が上昇したこと、米中古住宅販売件数(7月)が2007年8月以来の高水準になったこと、バーナンキFRB議長が講演で世界経済の回復にわりと楽観的な見通しを示したことなどが要因でした。WTIダウ平均が大きく反発して年初来高値を更新し、為替市場では資源国通貨などが上昇しました。

同じ講演の壇上でトリシェECB総裁は慎重な見通しを示しましたが、こちらはほとんど材料視されず。まぁ、バーナンキ議長の発言にしても慎重な部分はあったわけですが、今の市場は弱材料よりも強材料に反応しやすい地合にあるようです。

さて、今後もこうした地合が続くのでしょうか。ポイントの一つはこのところ影響力が増している中国株の動向です。上げるにしても下げるにしても一方的になりやすい市場ですが、チャート的には26週移動平均線で支えられており、調整終了の可能性も多分に考えられます(ご参考:YAHOO雅虎/財形)。また、米株式や原油相場が年初来高値を取ってきた状況では、足元の流れに向かうのは避けたほうが無難でしょう。では素直に乗っかっていくかと言うと、ごく短期的にはそれもありかなとは思います。

今週は米GDP(4-6月期)の発表がありますが、先週発表された日本のGDPはプラスに転換し市場予想もやや上回りましたし、欧州のGDPも予想以上に良い数字が出ています。米GDPも良い数字が出そうな感じですから、今週は足元の流れが続く可能性が高いでしょう。特に原油相場の反発で、ノルウェー・クローネ/円(下図)、カナダドル/円などは面白そうです。

NOK/JPY週足

ただ、リスク資産全般に春先の底値から随分と値を上げていますので、調整エネルギーもそれなりに溜まっています。世界の景気がこのまま本当に回復していくのか?という疑問も付きまといます。ごく短期は別として、ドルや円をからめた相場はちょっと読みづらくなっている感があります。

そこで、ユーロクロスにも目を向けたいのですが、先週推奨したユーロ/スイスフランの買いが、ターゲットの100日移動平均線をヒットしました。建値は1.5161。週末もこの水準で終わっています。3月以降は概ね1.50~1.54でのボックス相場で推移していますが、中長期的にはスイス金融機関の脆弱性からこれを上抜いてくると見ています。しばらくはこれをウォッチしながら、ドルがらみや円がらみについてはチャンスを待ちたいと思います。

なお、96.80円で買い持ちしていたドル/円は逆指値の94.40円をヒットしたので、あえなく損切りとなってしまいました。2.4%の値動きですからレバレッジ3倍とすると7.44%のドローダウン。これで通算成績は4勝2敗に。短期ストラテジーで2連敗となった点は、大いに反省しています。「まだはもうなり、もうはまだなり」という相場格言が思い出す失敗でした。

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