2009年7月アーカイブ

先週は、NASDAQが12連騰を記録するなど、株式市場が堅調を維持。米国の中古住宅販売が予想外に良かったことや、4-6月期決算が好調だったことなどが要因でした。投資家の心理も改善基調を辿っており、VIX指数リーマン・ショック以前の水準をほぼ回復しています。

VIX指数

こうした環境をうけて、為替市場ではドルや円が売られ、資源国通貨などが買われる展開となり、ニュージーランドドルは対ドルで年初来の高値を更新しました。当ブログで売り持ちしている豪ドルも、高値更新まではいきませんでしたが、2週連続の陽線が立っています。週末終値は0.81685水準でしたので、建値の0.789ドルに対しては0.02785ドルのマイナス。率にして3.41%、レバレッジ3倍とすると10.23%です。これまでの取引で約76%(レバレッジ3倍)の収益率となっているので慌てることはないのですが、仕掛けどころを早まってしまったようですね。ただ、シナリオ的には想定内ですし、豪ドルは次のような売り要因を内包しているので、あまり心配はしていません。

  • オーストラリア政府は5月に続き6月も介入を実施した模様
  • 世界的に資源(商品)在庫が歴史的高水準まで積みあがっている
  • オーストラリアの市場金利には低下余地がある

実はこれ、三菱東京UFJ 銀行のウィークリー・レポートの受け売りなので、詳細は本紙をご覧ください。

それから、下図はドルインデックスの月足とボリンジャーバンド(24ヶ月移動平均線ベース、2σ)ですが、上値をアッパーラインで止められたあと、ここ2ヶ月ほどはミッドラインで下値抵抗を見せているので、テクニカル分析的にも、さらなるドル安は可能性が低いと予想しています。

ドルインデックス月足

ただ、シナリオ通りにはいかないのが相場なので、ロスカットの水準も決めておきましょう。現状は3.41%のマイナスですが、これが6%程度になったら(レバレッジ3倍で18%の損失)切ることにします。具体的には0.8363ドルとなります。

にほんブログ村 為替ブログ 為替投資情報へ

先週は週初こそリスク資産を売る動きが続きましたが、その後は米株式相場が反発。これに連れて為替市場では資源国通貨、新興国通貨が買われ、円が売られました。株価の反発は、ゴールドマンサックスインテルの4-6月期業績が予想以上に良かったから。

今週も引き続き決算が注目材料ですが、プラスのサプライズが出ればある程度は続伸するでしょうし、その可能性も少なくないとは思います。しかし以前にも書きましたが、そこで足元の好材料は全て織り込み、その後は利食い売りに押されるシナリオを有力視しています。

テクニカル分析も、こうしたシナリオをサポートしています。下のチャートは当プログでこのところ指標としているS&P500ですが、再び52週移動平均線にからむ展開となってきました。過去のパターンを見ると、52週移動平均線と26週RSIの50%ラインが戻りの目処となっています。それを本格的にブレークすると、トレンド転換が確認できるのですが、それはまだ時期尚早というのが現時点での立場です。

S&P500週足

現在0.789ドルで売り持ちしている豪ドル/ドルですが、一時は0.77ドル付近まで下げたものの、週末は0.8011水準で引けています。若干の評価損となっていますし、株価の動きに連れてもう少し上値を取るかもしれませんが、今のところ特に心配はしていません。引き続き100日移動平均線を利食いのターゲットに玉は維持したいと思います。

あと、ドル/円は95円台後半くらいまでは値を伸ばす可能性がありますが、そのあたりが戻りの目処かと思います。なので、短期的には戻り売り方針のほうが有利だと思いますし、クロス/円全般に同様のことが言えるんじゃないでしょうか。最後にオマケですが、SAXO BANKのコンテンツ・シェアリングを利用したチャートのフルスクリーン版を設置しましたので、良かったらご利用ください。テクニカル分析は少ないですが、通貨ペアは結構多いですよ。ボトムライン左端のピンマークをクリックすると、別ウインドウで完全フルスクリーン化できます。

にほんブログ村 為替ブログ 為替投資情報へ

先週はリスク資産を売って安全資産を買う動きが強まりましたね。世界全体で株式や原油が下げる一方、国債が値上がりしましたし、為替市場では資源国通貨、新興国通貨が売られて、円が買われました。やはり、米雇用統計が予想を下回ったことが市場心理を冷やし、過度な景気回復期待に対する警戒感が台頭したようです。

さて、当社の売買方針ですが、推奨していた豪ドル/ドルの売りが成立しました。指定していた三つの条件の中で、トレンドラインを割るという条件をヒットしましたから。建値はトレンドラインを明確に割った火曜日の終値ということにしましょう。具体的には0.789ドルです。利食いのターゲットは100日移動平均線。先週末時点で0.7366ドル水準にあり、上昇中です。

今回、豪ドル/ドルを売り持ちしたわけですが、あくまで調整局面の下げを取ろうという短期方針です。超長期的な視野で見ると、資源国通貨や新興国通貨に対する投資のチャンスが到来しつつある場面だとも考えています。特集記事の『円の超長期トレンド』でも書きましたが、10年単位で考えれば円は下降傾向を辿ると思っていますので、そういうスタンスでの投資を考えるなら、豪ドル/円などの動きはそろそろ注視しておくべきでしょう。70円を割ってきたら、豪ドル債や豪ドル建てMMFの検討をお薦めします。

では、足元の調整局面はどの程度続くのか、候補をいくつか考えてみましょう。世界の金融市場の指標となる米株価を基準に考えると、今年前半のスプリングラリーにおけるS&P500の上昇は約67日(営業日ベース)でした。調整局面という見方に立ってこれよりも長期化することはないと考えると、まずフィボナッチ・リトレースメント(68.1%)から求めた約46日が候補になります。カレンダーベースで約2ヶ月ですね。50%として約34日。すでに20ほど日経過していますので、あと2週間から1ヶ月といったところでしょうか。そうすると、7月末から8月中旬ころが日柄のターゲットになります。

まぁ、これは一つの目安であって、為替市場が株式市場と完全に歩調を合わせるわけではありませんし、第一、相場は予想してもなかなかその通りにはなってくれません。もし3月の安値が大底でなかったら、シナリオはまったく違ってきます。「どうも様子がおかしい」と思ったらその時は指摘させていただきますので、当面は上記シナリオにそった売買方針を継続したいと思います。

AUD/USD 日足

にほんブログ村 為替ブログ 為替投資情報へ

先週はISM景気指数と米雇用統計が注目材料でしたが、1勝1敗でしたね。ISMは予想より良かったものの、NPFは予想を下回りました。ただ、市場心理に及ぼす影響は後者のほうが大きそうです。もともとNFPはぶれの大きな指標ですし、景気に対しては遅行指標です。また、今回は政府部門の減少が大きく影響したもので、数字ほど悪くはないという見方もあります。しかしそうした事情を差し引いても、事前予想とけっこう乖離がありましたし、何と言ってもFRBが最も重視する統計の一ですから。そういうわけで、いわゆる理想買いのあとの短期的な弱気相場(長期的に見れば押し目)の到来を見込んでいる状況に変化はありません。ここで言う弱気の対象は、株価、原油などの商品相場、資源国通貨や新興国通貨といったリスク資産です。

今週からは、米企業の4-6月期決算が出てきますので注目なんですが、けっこう良い数字が出てこないと、市場は失望するように思います。ここまで、リスク資産の上昇スピードが速いので、それを正当化するには相応の数字が必要だからです。バカンスシーズンの到来を迎え、4-6月期の決算発表で材料出尽くしから押し目形成へ、そんなシナリオが有力なんじゃないかと考えています。

では具体的なストラテジーですが、豪ドル/ドルの売り方針に変化はありません。でもなかなかターゲットをヒットしないですね。先週は指値の8.2ドルに接近したんですが、8.155ドルまででした。そこで今週は建玉の条件を一つ追加して、次の三つにします。なお、建玉した場合の利食い目標はひとまず100日移動平均線(図のブルーの線)としておきます。

  1. S&P500の週足が、52週移動平均線まで戻った時点
  2. 指値の8.2ドルを達成した時点
  3. 下図のトレンドラインを割った時点

AUD/USD 日足

にほんブログ村 為替ブログ 為替投資情報へ

主要市場の現在時刻

LONDON

NEW YORK

Sponsored Link


Sponsored Link

メルマガ

このブログの記事をメールマガジンで購読できます。


読者登録規約

FX総研について

このブログは今なん位?

リアルタイムレート


Powered by Movable Type 4.1
Copyright(c) 2008-2010 FX Reseach Institue, LLC. All Rights Reserved.