先週もリスク・アペタイトの流れは衰えませんでしたね。米国債の大型入札も無事通過し、波乱はありませんでした。WTI先物は70ドル台に乗せ、資源国通貨や新興国通貨も堅調でしたし。はたしてこの流れはまだ続くのでしょうか、それとも変る時期が近づいているのでしょうか。
当社では、最近折にふれて言及しているように、ぼちぼち変るのではないかと見てます。もっともそう言い始めて数週間経っていますが...。これは市場の予想よりも良い経済統計が相次いだからで、実際のところ、息の長い回復局面となっています。ただ、ファンダメンタルズがこのまま『予想外に良い』という印象を市場に与え続けることは無理だと思うのです。期待外れの経済指標も今後は増えてくるんじゃないでしょうか。テクニカル分析的にもいろんなところで過熱感が出てきていますしね。
弊社がいま特に注目しているのは米国の株式相場の動向です。下は S&P 500 の週足ですが、52週移動平均線までもう少しのところまで来ています。過去の例を見ても、このラインは重要な役割を果たしていることが分かります(26週RSIの50%ラインも戻りの目安になります)。S&P500種がこの水準を達成したら、欧米がバケーション・シーズンを前にしていることからも、利食いが優勢になるのはないかと思います。そこで、それをターゲットに短期方針として資源国通貨/ドル、具体的には豪ドル/ドルの売り建てを推奨します。
次に、0.9055ポンドで売り持ちしているユーロ/ポンドですが、先週はようやくターゲットの52週移動平均線をヒットしました。この日の終値ベースの52週移動平均線は0.8525ポンドでしたので、約定値(買戻し値)は0.8530ポンドとしておきましょう。すると、差額は0.0525ポンドで、建値から見た値動きは5.80%となります。レバレッジ3倍で17.4%、5倍で28.99%の運用利回りとなりました。2月に行ったノルウェークローネ/円の取引ほどではありませんが、良いパフォーマンスが残せましたね。
最後に、先週号の記事を一部訂正したいと思います。決済したドル/円の収支なんですが、値幅を1.63%と書きましたが、売玉でしたから売値(高いほうの値段)をベースに計算しますので、1.61%が正しい数値です。従って、レバレッジ3倍の場合のパフォ-マンスは4.82%、5倍は8.03%にそれぞれ訂正させていただきます。申し訳ありませんでした。
