先週は前半こそ資源国通貨を中心に一段のドル安となりましたが、後半は買い戻しが優勢となりました。特に、週末に発表された米雇用統計でNFPが予想外によかったため、週末ということもあって、利食いに拍車がかかった感じです。先週号でも書いたように、ドル安の流れもそろそろ一服かもしれませんね。
さて、当社推奨のストラテジーですが、まず96.50円で売り持ちしているドル/円について。月曜日に94.45円まで下がったものの、その後は反発基調となりました。50銭幅でトレーリングストップ注文を設定しておきましたから、早々にこれをヒット。結局94.95円で決済されたことになります。それでも1.55円の利幅が取れましたので、短期ストラテジーとしては悪くなかったと思います。値動きは1.63%ですから、レバレッジ3倍で約4.9%、レバレッジ5倍で約8.2%の運用成績だったということです。
次に、0.9055ポンドで売り持ちしているユーロ/ポンドですが、先週はターゲットの52週移動平均線まであと少しというところ(0.85744ポンド)まで下げました。しかし週後半は反発し、0.8737ポンド水準で引けています。先週のチャンスで決済できなかったのが少し気になるので、ターゲットは52週移動平均線を維持したまま、逆指値注文も入れておきましょう。水準は25日移動平均線とします。
最後に次のストラテジーですが、今週は水・木に米国債の入札があり、その結果と市場の反応を確認するまでは様子見が賢明でしょう。このところ、米実質金利が上昇基調にあります(参考:米実質金利とドル円相場のチャート)。米国債の大量発行による需給バランスの悪化と商品相場の上昇によるインフレ懸念が背景にありますが(参考:CRB指数のチャート)、もし今週の入札が不調に終わると、悪い金利上昇が続くことになります。ただその場合でも、すなおにドル安となるか、リスク志向の後退で逆にドル高・円高となるか、ちょっと読みづらいと思うのです。新たなストラテジーの提案は見送り、入札結果を踏まえ次号て検討したいと思います。
