FX推奨銘柄:ノルウェークローネ(中長期)No.1

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中長期的な投資対象としてノルウェークローネ(以下、クロ-ネ)に注目しています。クローネはリーマン・ショック以来、他の通貨同様に対円、対ドルで急落しましたが、今年に入って底堅い展開となっています。1月に大きく下げた東欧の通貨に比べるとその差は歴然です。

●クローネ/円(赤)とポーランドズロチ/円(グレー)の日足●
クローネ/円(赤)とポーランドズロチ/円(グレー)

クローネが下げ止ってきたのは、極端なリスク回避志向が後退するに連れて、良好なノルウェーのファンダメンタルズが見直されているからだと考えられます。同国の強みは何といっても経常収支、財政ともに黒字で安定していること。さらには、巨額資金を運営する政府年金基金(GPF)を有していることが信頼性を高めています。案外に知られていないことですが、北海油田を有するノルウェーは原油・天然ガスでは世界有数の輸出国。それによって同国は非常に裕福であり、国民一人当たりのGDPは世界第2位なんです(出所:IMF 2007年)。ちなみに1位はルクセンブルグ、日本は22位です。

ノルウェーに関する詳しい情報は以下をご参照ください(全て日本語サイトです)。

サブプライム問題に端を発した世界的なマネーフローの収縮は、最悪期こそ脱した(かもしれない)ものの、活況を取り戻すのは何年も先の話しでしょう。国境を越えるお金の流れが悪いと、ノルウェーのような経常黒字国の通貨は強くなります。また、欧米の主要国が景気対策のために財政が悪化しているのに対し、ノルウェーの経済基盤は相対的に健全です。さらには、原油輸出で得た利益をもとに創設した年金基金を世界の市場で運営していて、いわゆるソブリン・ウエルス・ファンドとしてはアラブ首長国連邦に次ぐ規模を誇っているのです。経済成長も悪くありません。2009年は減速こそしますが1.1%とプラスを維持する見込み。経済協力開発機構(OECD)加盟30カ国の平均である0.3%を上回っています。マイナス成長が予想される米国(▲0.9%)、欧州連合(▲0.5%)、日本(▲0.1%)に比べれば雲泥の差です。

以上のように、ノルウェーのファンダメンタルズは相対的に良好で、現在のクローネには割安感があります。次回ではクローネに買い出動するタイミングを探っていきたいと思います。

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