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先週はユーロ/ドルが一時1.47ドル強まで上昇し、終値でも1.39ドル水準ですから、1.32ドルで売り推奨したストラテジーは大きな含み損を抱えてしまいました。損失額は(1.37ドル-1.32ドル)×89.3円(週末終値)で1枚当たり62,510円になります。これまで積み上げてきた利益を一気に失ってしまった感じです。ここまで戻る(上昇する)可能性は極めて低いと考えていましたが現実に起こってしまい、当レポートを参考になさっておられる方にはご迷惑をお掛けしました。深くお詫び申し上げます。

筆者は銀行が法人向けに作成している為替市況レポートを毎日7種類ほど読んでいますが、このような展開を予想していた銀行はもちろんありません。その中ではJPモルガンチェース銀行が、ドルが円以外の主要通貨に対しても値下がりに転じることを見越していましたが、それでもユーロ/ドルは当面は1.34ドルとの予想でした。言い訳をするわけではありませんが、今回のユーロ/ドルの上昇は本当に未曾有のものだったと思います。

ユーロ/ドル日足

さて、問題は今後どうなるかですが、ひとまず戻り天井はつけたと考えてよいでしょう。チャートでは下降中の200日、300日の移動平均線がデッドクロスする水準で止められたあと急落しており、達成感があります。ファンダメンタルズから見ても、中長期的には1.30ドル以下の水準まで再度下げると見ています。理由は、FRBECBの姿勢の違いにあります。FRBは先週ゼロ金利と量的緩和に踏み込み、声明で「どんなことでもやる」と宣言しました。一方で、ECBは伝統的にインフレ・ファイターであり財政健全重視なので、まだFRBほどの決意は見られません。しかし、圏内に経済基盤の弱い国を抱え、東欧や南米などの新興国に大量融資しているユーロの憂鬱はこれからが本番。米国が政府・中銀一体となって対応しているのに対し、ユーロ圏は政府がバラバラで一枚岩ではありません。結局、来年の早い段階で循環的にユーロ/ドルは売られることになると考えています。

ただ、短期的にはこれだけ上げた相場なので、目先は押し目買いや買い戻しも出てきそうです。TEDスプレッドが下がっていることから分かるように、市場も落ち着いてきています。ですので短期的には1.37ドル前後で下げ止まり小反発へという展開をイメージしています。これを前提に1.37ドルでの損切りを推奨します。損失額は(1.37-1.32)×90円として1枚当たり45000円前後。レバレッジを3倍とすると証拠金は40万円前後ですから、11.3%の損失で大きなドローダウンですが、含み損を抱えているのは精神的にもよくないので。

最後に当ブログの今後の運営について。今回の失敗を教訓にして、スタイルを変えようと考えています。例えば、ストラテジーを提示する場合は、利食いと損切りの水準を明示し、成果を定量的に把握することなど。また、読者の方からの相談や、相場の技術などについても掲載していきたいとも思っています。少し考えて、また来年再開します。今回の失敗に懲りず、引き続きお読みいただければとても嬉しいです。少し早いですが、来るべき新年が皆様にとって良い年になることを心より祈念します。I wish you a merry Christmas and a happy New Year !

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