ユーロ/スイスフランの売り

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早いもので今週から師走に入りますね。この頃の新聞や雑誌を読むと「例年12月はレパトリでドル高になる傾向」といったコメントが散見されますが、過去のチャートは必ずしもそうとは言い切れないことを示しています。そもそも、実需の資本フローとホットマネーでは売買高の桁が違うのですから「12月はドル買いのチャンス」と決めてかからないほうが無難です。もちろん、他の要因もからんで上昇する可能性はありますが。

さて、先週はドル/円を上値抵抗線の水準で売るストラテジーを提示しました。結果として、記事を書いたその日の海外市場で上値抵抗線をヒットし(建値は96.90円前後)、ほどなく反落して94.60円水準まで下がりました。なので十分に利食っていただけたと思います。ただ、その後は95円台前半で小動きに終始。これは意外に底固く推移したなという印象です。ダウ平均が休日や半ドンを挟んでいるとは言え5連騰となったことも意外でした。そういうことから地合の変調が見て取れるので、再び上値抵抗線に達しても、ひとまず売りは見送ることにしましょう。

ドル/円2時間足

そこで今回のストラテジーですが、ユーロ/スイスフランの売りを推奨します。スイスは6日の協調利下げに参加して政策金利を0.5%引き下げたましたが、20日にも予想外の大幅利下げを実施しました。その結果、現在は1%まで下がっています。これに対しユーロ圏の政策金利は3.25%。こうしたことを反映して、最近のユーロ/スイスフランは上昇傾向にありました。しかし、今週はECBの利下げが予想されています。24日に発表されたドイツのIfo景気指数は、総合指数が85.8と前月の90.2から大幅に悪化。1993年2月以来ほぼ16 年ぶりの低水準へ落ち込んでいます。そのため、市場では大幅な利下げが確実視されており、スイスとの金利差がかなり縮小すると見られます。今の為替市場は金利動向に対する感応度が低下していますが、それでも無視できない要因です。

下のチャートはユーロ/スイスフランの日足に25、50、75、100、200日移動平均線を付加したものです。先週は下降中の75日線でちょうど頭を抑えられいるのが分かります。テクニカル的にも、当面は上値の重い展開になる可能性が読み取れます。具体的な売りのターゲットですが、いつものように戻り売り(押し目買い)が基本。1.550フランに置きたいと思います。もし戻らずに続落した場合ですが、そのときは再考が必要ですので、このストラテジーは白紙に戻します。ご注意ください。

ユーロ/スイスフラン日足

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