先週は株価の動きに追随する展開でしたね。週央はGMやシティの経営不安でダウ平均が大きく下げ、為替は円高に。しかし週末は日経平均が年金のリバランス買いで切り返し、ダウ平均も残り1時間で急反発しました。ただ、まだ下値余地はあると考えるのが自然でしょう。このところ景気の急速な悪化を裏付ける経済指標があいついでいるからです。市場では、リセッションは予想以上に深刻というムードが広がっており、それを反映して一時は下がっていたVIX指数が再上昇。わずかながら過去最高を更新しています(VIX指数のチャート)。投資家の恐怖心はリーマン破綻後よりも増幅しているのです。さらに気になる点があります。メジャー通貨の動きは10月頃に比べて落ち着いてきていますが、新興国通貨の下落が再び勢いを増していることです。これは、デレバレッジの流れはまだ衰えそうにないことを示唆しています。
前回は「当面は円高一服」と書きましたが、どうもそうとは言っていられない状況のようです。ただ、欧米はもうすぐクリスマスシーズンです。例年、米国では感謝祭(今週の木曜日)の翌日の金曜日からクリスマスセールがスタートしますが、この時期、休暇をとる市場参加者が増え、相場は膠着しがち。また、ヘッジファンドの換金売りが一巡しており、10月のような極端な展開はもうなさそうです。売買が薄い時なので、乱高下することはあるかもしれませんが。
では具体的なストラテジーです。ドル/円、クロス/円ともに戻り売り方針を維持。下のチャートはドル/円の2時間足にトレンドラインを引いたものです。積極的に行くならBライン、慎重に行くならAラインが仕掛けどころとなりますが、弊社としてはAラインをお勧めします。
