日本が祝日だった月曜日、ダウ平均が史上最大の上げ幅を記録するなど、世界中の株価が急反発しました。為替市場でもここ数週間とは逆の動きで、クロス/円が大幅上昇し、ドル/円も火曜日には103円台まで戻りました。
これは、欧米各国が矢継ぎ早に打ち出した政策(金融機関への資本注入やドル資金の無制限供給)が好感されたものですが、重要なことは、それらはあくまで異常な信用収縮に対する施策だということです。恐慌状態が収まって普段の市場に戻った時に何が残るかというと、①世界的な景気後退懸念、②主要国の利下げ見通し、③米欧の財政悪化(および国債増発)などです。この中で②③は円高要因。それにだいたい、欧米の金融機関に対する不安もそう簡単には収まらないでしょう。
となると、中期的には円高圧力は続くということです。筆者の知る限り、最も円高の予想をしているのは三菱東京UFJ銀行(市場業務部)で、来年半ばに90円台大台前半を見ています。そこまで行くかどうかは分かりませんが、当面は円高バイアスの中で大枠もみ合いをイメージしています。したがってストラテジーは戻り売り狙い、具体的なターゲットとしてはドル/円の103.5円、ユーロ/円の142.5円をあげておきたいと思います。ドルはさらに値をあげるようなら、105円で追加売りを仕掛けてもよいでしょう。利食いはドル/円が101.5円、ユーロ/円が140円としておきます。
ドル/円(2時間足+50MA、100MA、150MA、200MA+RSI25)
