先週の世界的な株価暴落はすごかったですね。為替市場でもパニック的なリスク回避(とそれに乗じた投機)の動きが続き、円が一段と上昇。一方で、資源国通貨や新興国通貨の下げは目を覆うばかりでした。豪ドル/円なんかは先週末に比べ一時は20円近く下げましたから。多分こんなことは今後何十年も起こらないんじゃないかという気がします。
前回提示したストラテジーは、ユーロ/円とポンド/円の売りでした。それ自体はドンピシャだったんですけど、またしても戻り売りのターゲットをヒットできず、売り注文は不成立。相場の格言に『戻り待ちに戻りなし』というのがありますが、まさにこんな状況を言うんでしょうね。ただ、弊社のゴールデンルールである『大勢順張り・小勢逆張り』は不変です。それが大きな損を出さないための生命線ですから。まぁ、ちょっとおしい気はしますけど。
さて、今週はどうでしょうか。弊社では少し様子が変わってくると見ています。イギリスが主要銀行への資本注入を決定したことや米国もその意思表示をしたことは重要なことです。額が不十分とかの問題はありますが、抜本的な対策ですから心理的な効果はあると思います。
ただ、だからと言って、すぐに相場が逆回転を始めると言っているわけではありません。それは、米国が具体的な行動に出るなどして、市場心理が改善した時でしょう。歴史的な高水準にあるTEDスプレッドやVIX指数が低下することが目安となります。でも今はまだ市場は不安心理でいっぱいです。パニックは収まってくると思いますが、弱気相場であることに変りはありません。それに中長期的にも、欧米政府がとった対策は財政を悪化させるものばかりで、通貨安の要因になります。
そこで具体的なストラテジーですが、基本的には様子見が賢明な場面でしょうね。引き続きドル/円もクロス/円も戻り売り基調であることに変りはありませんが、何かのきっかけで売り方が一斉に買い戻しに動いたとき、予想外の急騰が起こる懸念があるためです。ボラティリティーが異常に高くなっているので、デイトレーダーの方にはこたえられない局面でしょうが、このブログではオーバーナイト取引を前提としているため、無理をするのは避けたいところです。休むも相場です。
歴史的な下げに見舞われた豪ドル/円(月足+50MA、100MA、RSI25)
