再び豪ドル/ドルの買い(3)

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前回の記事では、豪ドル/ドルの突っ込み買いを推奨しました。RBA(豪中銀)による複数回の利下げは既に織り込まれており、ここから一段安となっても底は浅いと考えたからです。IMMで投機筋の豪ドル買い持ちが整理されたことも理由の一つでした。しかし、結果は想定外の展開に。残念ながら一時は0.803水準まで下げてしまいました。

先週はRBAのほかECB(欧州中銀)やBOE(英中銀)でも金融政策会合がありましたが、サプライズはなし。RBAやECBの声明も決してハト派的というわけではありませんでした(金利を据え置たBOEは慣例に従い声明なし)。それでも下げ止らなかったのはなぜか。エコノミストは、グロ-バル・リセッション(世界的な景気後退)を織り込む動きと言うかもしれません。確かにそうなのですが、それはもうとっくに始まっていることで、先週の下げにはより直接的な理由があるはずです。

ズバリ、それはドルを買い戻す流れに円を買い戻す動きが加わったことです。具体的には、FX(外国通貨証拠金取引)における自動ロスカットの大規模発生です。これがクロス/円の急落を誘引し、豪ドル/ドルの下げにつながったと考えられます。

くりっく365の東京金融取引が発表している日報をチェックすると、豪ドル/円の建玉数量が先週末に急減したことが分かります。9/4では100,452枚でしたが、9/5には79,953枚と2割強減少したのです。この8万枚前後の水準は、最近では概ねボトムラインなので、自動ロスカットは山を越えたと思います。

さて、後講釈はこのくらいにして、今後の対応策ですが、ここは豪ドル/ドルの買い増しをお勧めします。自動ロスカットが一巡すれば、投機筋の買い戻しが入るからです。当社では、最初のポジションはレバレッジ3倍程度というのが基本ルールですが、最大では10倍程度までを想定しています。今回はナンピンして、レバレッジを6倍程度に引き上げるということです。ターゲットは0.810。最初の買値が0.854ですから、成立すば平均買値は0.832になります。ひとまず売買損失がなくなるこの水準で決済し、今回はスワップポイントだけ受け取ることにしましょう。

それと、ドル/円の動きに触れておきたいと思います。ちょっと古いですが、当レポートでは7/21にドル/円を107.50で売り推奨しました。その直後に106.60まで下げましたので、利食われた方も多いと思いますが、目標値には届きませんでした。もしこのポジションを継続していた場合、ようやく先週の下げで利食うことができたと思います。一時は105円台半ばまで下げましたから、スワップポイントの累積マイナスを差し引いてもまぁまぁの利益です。しかし、1ヵ月半の間には110円台まで上昇しましたから、いくら資金的に余裕があり、8/10の記事でフォローしたように中期的には下げが予想されたとは言え、精神的によくありませんよね。正直に言ってストラテジーとしては失敗でした。ごめんなさいm(_ _)m

なお、ドル/円は3月底値から続いていた戻り局面が終了し、再び下降局面に回帰した可能性が高いと判断しています。現在は豪ドル/ドルのポジションを抱えているので、ポジション構築の推奨はしませんが、108円台半ばは戻り売りの好機と捉えています。ご参考まで。

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