円高再燃を警戒せよ!(3)

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今週(7/14~)は動きの激しい一週間でしたね。前半はGSEの破綻懸念が市場をおおった結果、米国では金利・株価の下落が起こり、為替市場では円とスイスフランが買われました。しかし後半は一転して逆の動きに。ただ、金利・株価と為替市場では底打ちしたのがちょっとずれているんですね。

下記は今週5日間の動きを示したチャートです。上図の青線は米10年もの国債の金利、赤線はダウ平均株価です(Yahoo Finance)。下図の青線はドル/円、赤線はユーロ/円です(Finance Chart)。横軸が完全に一致していないので少し分かりづらいですが、ドル/円やクロス円の底打ちは米国の金利・株価の動向に遅れているんです。これは、アジア時間から欧州時間の午前にかけて一段と売られたから。そして、米国市場がオープンして、全てが底打ちすることになったわけです。ただ、その中で米金利の動向は全ての市場に先んじているように見えます。後講釈ですが、注目すべきサインでした。

金利・株価チャート
為替チャート

米国の金利・株価が上昇に転じたのは、ウェルズ・ファーゴ(米銀5位)の4半期決算が懸念されたほど悪くなくて、木曜以降に予定されていた最大手金融機関の決算発表に対する不安心理が後退したことが第一。原油価格が下落したことも手助けになりました。その後、メリルは予想以上、シティーは予想以下の赤字決算でしたが、金利・株価は一段と上昇し、ドルも買い戻されたという流れでした。結局のところ、最悪のケースを先週から今週前半には折り込んでしまっていたということですね。相場格言でいう『噂で買って事実で売る(この場合は売り買いが逆ですが)』『出たらしまい』のパターンです。

さて、こうした流れのなか、前回のストラテジーは『ドル/円を106.40円で売り』というものでした。結果として月曜早々にこの条件が成立し、火曜には104.80円で決済完了となりました。1オーバーナイトで1.60円の利益がとれましたから、うまく流れをつかめたと言えるでしょう。今後のストラテジーは次号でご案内します。お楽しみに。

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